パワコンとパネルの出力について 設置角
パネルの出力が330Wとか表示されていますがこれは一般的に言うと太陽光がパネルに垂直に当たっている時の発電量です。(基準としてはJIS C 8918 のAM1.5 放射照度1000W/㎡ 25℃とか規格書とかの片隅に書いてあります。)
1m四角のパネルに1000Wの光が当たっている時の発電量が330W以上出ますよと言う事です。
実際には上記の状態は1日で言うとお昼ごろ、年間で言うとパネルの設置角(仰角)で違います。
30°が良いとか、10°が良いとか聞きますが、どちらも条件次第で正解です。
条件とは、パネルの数量が決まっていて(パネルの発電量が決まっている)、敷地(屋根)が広く自由に使える場合は30°が良く、敷地が狭く、設置できる枚数に制約がある場合は5°とか10°とかが良い、理論上は平面設置が最大になりますが、砂の堆積など汚れ対策が必要です。
パネルの数量が決まっている場合は太陽自動追尾型が最大になる事は何となくわかりますよね。
自動追尾型はシステムが複雑で可動部があるため固定型架台に比べて故障が多くなりがちです。
中国にはミラー反射型のソーラー発電等自動追尾システム架台が多く設置されていますが、グーグルアースで見ると同じ方向を向いていない架台が結構あります。修理が追い付いていないんですね。
前の記事へ
« パワコンとパネルの出力について次の記事へ
パワコンとパネルの出力について 家庭用 »