雪の影響
積雪によって太陽光発電設備が受ける影響
愛知県は積雪する事が少ない地域ですが、普段あまり雪の降らない地域でも大雪が降る可能性もあり、心配になる要因の一つです。
積雪すると発電量の低下や機器の損傷や故障、落雪の危険などがあります。
太陽光パネルは基本的に傾斜をつけて設置されており、傾斜をつけていても積雪量が多いとパネルが埋もれる事がありますが、雪国では設置角を40度以上の高置式架台を使用しています。
また住宅の屋根の上の雪下ろしは非常に危険です。
住宅では太陽光パネルは落雪しやすいため落雪防止を設置することが必要です。
太陽光パネルは太陽の光を電気に変える際に熱を発するので、パネルの表面の温度が上がり、雪は自然に溶けていく事がほとんどです。
また、気温が下がると電圧が上がりやすくなるため、過電圧でパワコンが停止することがあります。
増設などにより過積載をしている発電所は注意が必要です。
遠方に発電所をお持ちの方は遠隔監視システムを設置されると、いざという時に状況が確認できオススメです。1cmの積雪で発電量はほぼ0になります。日中気温が氷点下の地域は解氷が進まないため数日間発電停止状態になる場合もあります。
野立設置で普段雪の積もらない地域で、20cm以上の積雪の場合は太陽光パネルの割れ、架台の変形などが発生する事が予想されます。
もうじき春です、今年はもう雪が積もらないかもしれませんね。来年以降の参考にしてください。
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