ホットスポットとバイパスダイオード
ホットスポットを防ぐためのバイパスダイオードの役割
ホットスポットとは太陽光パネルに建物や木の影などができた事により局所的に発熱し、高温になる不具合の事です。
これを防ぐために、発電できなくなったセルの発熱を抑え、火災という最悪の状態を防ぐという安全上の役割を持った重要な部品がバイパスダイオードです。
バイパスダイオードは太陽光発電における不具合を軽減、回避するために発電回路を迂回させる素子のことをいいます。
太陽電池モジュールの一部に影がかかったり断線等が起きると、その部分を回避し、バイパスダイオード側に電流が流れます。
バイパスダイオードが故障すると迂回経路がなくなるため、影・断線の箇所で熱としてとどまり、ホットスポットになると火災の恐れがあります。
このような問題点を早期発見するためにも定期的に点検をしたり、
こまめに発電量のチェックをする事が大切になってきます。
セルの電力消費は、そのセルをヒートアップさせ、発電効率を低下させるとともに、その度が過ぎると火災という最悪の事態につながります。
それを回避するバイパスダイオードは、経済的側面と安全的側面で大活躍です。
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