パワコンの集中型と分散型
【知識編】
パワコンの集中型と分散型の違いとは?
パワコンの設置法は、大きく【集中型】と【分散型】に分けられます。
集中型は大型のパワコンを少数設置する方法で、分散型は小型パソコンを多数設置する方法です。
それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
★集中型(大型)100kw程度以上
【メリット】
・大型パワコンは小型パワコンに比べてより多くのパネルを繋げられるのでパワコン台数が少なくなる。
そのため通常、分散型よりkWあたりの初期コストを抑える事ができる。
・パワコン台数が少ないため、設置にかかる工数の圧縮ができる。
・数台のパワコンを確認するだけで良いため、メンテナンスにかかる工数を削減できる。
【デメリット】
・大型なため運送費が上がり、また通常基礎が必要になるためその分の工事費用が上がる。
・1台のパワコンにつなぐパネル数が多い為、パワコンが故障し発電が止まった場合に発電ロスが大きくなる。
・大型パワコンは保守や修理に専門技術者が必要になり小型パワコンに無い追加コストが発生する。また保証外の故障が発生した場合も、対応費用が高くなる。
★分散型(小型)数kw~25kw程度
【メリット】
・1台のパワコンにつなぐパネル数が少ない為、パワコンが故障し発電が止まった場合でも発電ロスが限定的。
・構造がシンプルなため保守や修理が簡単。
・体積が小さいく軽量のため運送費が抑えられ、土地が狭いところでも設置できる。
【デメリット】
・小型パワコンはつなぐパネル数が少ない為、使用するパワコン台数が増える。そのため一般的にはkWあたりの初期コストが上がる。
・パワコン台数が多くなる為、設置・配線等の手間が増える。
*通常メガソーラーでは大型を低圧ソーラーでは両者が使われています。
低圧ソーラーでは分散型をバランス良く使用し配置する事がメンテナンス上も優れています。
発電効率や災害への対策などを考えて、集中型電源と分散型電源の両方を上手に活用する必要があります。