住宅用と産業用の違い
【基礎知識】
住宅用と産業用とでは何が違うのか・・・
①太陽光システムの発電出力
一般的に住宅用は10kw未満で産業用は10kw以上。
②売電方法と期間
売電の方法は発電した電気を全て売ることができる(全量売電)と余った電気を売る(余剰売電)があります。
住宅用は余剰売電、産業用は全量売電となります。
一般住宅でも10kw以上の太陽光発電を設置すると産業用と区分されますので一般住宅でも全量売電は可能です。
固定価格買取期間は住宅用は10年、産業用が20年が義務付けられています。
③補助金制度
10kw未満の住宅用太陽光発電は補助金対象になる場合があります。
10kw以上の産業用太陽光発電の自家消費が目的であればですが、
投資を目的とした太陽光発電については補助金制度の利用出来ません。
④設置場所
住宅用太陽光発電は主に住宅の屋根に設置。
産業用太陽光発電は主に広い土地に設置。
⑤ソーラーパネル
住宅用と産業用で使用環境が違うため住宅用はキット化され産業用は専門設計されます。
⑥パワコン
通常、住宅用は2kw~5kwを使用します。
産業用は大型のパワコンを使用するのが一般的です。
例えば200kwシステムであれば100kw2台2などでしたが現在はマルチパワコンシステムが多くなっています。
例えば25kwのパワコンを8台連結させます。
故障による停止期間中の発電ロスの低減や工事の施工性等が有利だからです。
なぜ以前は大型なの?
理由はいろいろですが、最大の理由は小型パワコンの並列運転が技術的に難しく、販売数が少なかったためと考えられます。
前の記事へ
« コネクタ次の記事へ
太陽光発電 新設予定 »